Dead by Daylight 背景・過去・設定など

ジェーン・ロメロの背景・記憶などまとめ

投稿日:2020年4月12日 更新日:

ジェーン・ロメロの背景・記憶などまとめ

DbDの生存者キャラクターの一人「ジェーン・ロメロ」に関するゲーム内記述やその他情報などをまとめました。

ジェーンの固有パーク解説など、攻略情報はこちらの記事へ

おすすめ記事

ジェーンロメロの基本情報

ジェーン・ロメロ

名前:ジェーン・ロメロ(Jane Romero)
性別:女性
年齢:不明
国籍:ラテン・アメリカ
声優:Patricia Brochu-Gagné (コミュニティマネージャー)

ジェーンロメロの背景・過去

ジェーン背景

ジェーン・ロメロは有名女優ロレッタ・ローレンスの娘であったが、母親のことは全く覚えていなかった。ジェーンがまだ赤ん坊の頃、両親は母親が撮影のために頻繁に家を留守にしているというのが主な理由でに別居したため、ジェーンは売れない視覚芸術家である父親に育てられた。自分の人生に関与しようとしない母への恨みと、スクリーンで存在感を放つ母への羨望。2つの相反する感情を持ったままジェーンは成長した。

十代の頃、ジェーンは密かに母の才能と張り合おうとした。劇で演出や演技を担当し、テレビCMのオーディションを受け、父のアトリエで手伝いもした。高校3年生で参加した全国弁論大会で最優秀賞を受賞したとき、ジェーンの実力に注目したラジオ局からインタビューがしたいと連絡があった。生放送中の自然な魅力とウィットに富んだ受け答えがスタッフの印象に残り、ジェーンは局でのパートタイムの仕事を依頼された。

大学でのコミュニケーション学を修めて卒業した後は局の仕事を辞め、流行を発信するバラエティー番組の仕事をするようになる。だが、歯に衣着せぬ物言いとアドリブでの発言は番組を取り仕切る上層部からは歓迎されず、5ヵ月後にはクビを言い渡された。以前勤めていたラジオ局の番組にも話をしてみたが、ジェーンの企画はリスクが高すぎるとして断られた。

4ヵ月後、ジェーンが出演していた番組の再放送を見たという、あるプロデューサーから1本の電話がかかってきた。クイック・トークという落ち目の番組のテコ入れを図るため、司会者をもう1人探しているという。

生放送というのは長時間の拘束に加え、安い給与や職の不安定を意味していたが、番組へ出演し意見できる機会を与えられるということでもあった。ジェーンはクイック・トークの下品で人を煽るような方向性に異議を唱え、個人的な問題を扱った、視聴者の共感を呼ぶ内容を推薦した。ジェーンの誠実な語り口はすぐに視聴者の心を捉え、視聴者数は順調に伸びていった。

2年後、1時間枠のジェーン・ロメロ・ショーが始まる。全国放送のこの番組は、ジェーン自身の親から放棄されたことへの葛藤など、タブーな話題も取り上げた。ジェーン・ロメロ・ショーは数々の記録を塗り替え、ジェーンのイニシャルであるJ・Rは美容クリームからアクセサリーに至るまで登場し、ジェーンの代名詞となった。

しかし、それだけでは満足できなかった。自分の軌跡を世間に知ってほしいジェーンは、幼い頃の母親の不在をつづった回想録を出版する。回想録はたちまちベストセラーとなったが、厳しい批評にさらされた。批評家の意見は、寄せ集めのありふれた自己啓発で味付けされた悲劇の秘話だった。ジェーンは批判を重く受け止めた。それは自分自身の成功にも関わらず、心の裏側にある声は、その成功に疑問を感じ始めていたからだ。
彼女の成功はさらに過密なスケジュールと、視聴者の期待に答えなくてはならないという重いプレッシャーを生み出す結果となった。特に忙しかったある週、ジェーンはいつものコーナーを中止し、代わりに2時間の離婚特集を組んだ。ジェーンのストレスが限界に達したのは、母親が自分の番組に出ることに合意したことを知ったときだった。

平静を装ったまま番組を開始するジェーン。大部分は何事もなく進行したが、セットに登場した母親が観客に暖かく微笑むと、不快感で胃が飛び出しそうになった。それまでずっと自分を苦しめてきた激しい嫉妬がジェーンを飲み込んでいく。引きつった笑顔のまま番組を進行させるのも限界に達したのは、母親のロレッタがジェーンの発言を遮ってこう言った瞬間だった。「自分たちは本当の親子じゃない」。その後、インタビューは大混乱のまま終わった。

番組終了後、ジェーンはニュージャージーに住む父親の家に向かって車を走らせていた。最近の自分はどう考えてもおかしい、父親といろいろなことについて話す必要がある。大渋滞を避けて海岸沿いの高速に乗ったジェーンは、一日中悩まされていたこめかみに感じるズキズキとした痛みを止めようと何錠か頭痛薬を飲んだ。その後リラックスし始めてラジオを点けると、クラシックが流れてきた。車はゆっくりと走っていた。道路が凍結しているせいで、帰り道を急ぐ車が渋滞を起こしている。夜の闇があたりを包む。暗闇が視界の端をぼやけさせ、ヘッドライトの光が赤い渦巻に変わる。ジェーンは強く瞬きをして、視界の輪郭に目を凝らした。だが、目を閉じるたびにまぶたは重く、鈍くなり、もう開くことができなくなった。

翌朝、ジェーンの車が警察によって水中から引き揚げられた。何週間にもわたって入念な捜査が行われたが、ジェーンの遺体は発見されなかった。

ジェーン・ロメロ・ショーの放送と制作はジェーンの葬儀が終わるまで中断され、葬儀にはジェーンの両親も出席した。

人々がジェーンの死を悲しむなかJ・Rグッズの売れ行きは急増し、1ヶ月後には番組の全エピソードが再リリースされた。ジェーンの永遠なる安らぎを願う、オープニング・クレジットが添えられて。

 
ジェーン・ロメロ キャラクター情報 背景より

ジェーン・ロメロの学術書 – この世はひとつの舞台

記憶5823~5829をまとめたものです。

ジェーンは求職中だ。仕事はある。地元の食堂でウェイトレスをしている。

だが他の種類の仕事が必要だ。役割。演じる役。何か。正しい道を歩んでいると実感させてくれる何か。自分には学生のバラエティーショーを演じる以上の実力があると実感させてくれる何か。

演劇は愚か者のすることだ!成功する者は一億人に一人もいないだろう。父親は言う。祖父は同意するが、ついでに一言加える…夢を追う勇気があるものは、99%の確率でその億に一になれる。勇気を持て。勇気は運をこちらに引き寄せてくれる。

ジェーンは祖父を愛している。祖父に誇りに思って欲しい。彼が正しいことを示したい。億に一になってやる。

メキシコ人ウェイトレスは、メキシコ語と、メキシコ訛りのある英語で喋る。

誰がこんな台本を書いた?メキシコ語なんて言語はない。それはどうでもいい。言いたいことはわかっただろう。彼女の顔は苛つきで火照る。訛りなんて必要ない。どうして?どうして訛り?なぜただのウェイトレスではだめなのか?英語をしゃべるウェイトレス。どうしてこの台本ではウェイトレスがメキシコ人でないといけないのか?どうしてこれがシーンに重要なのか?

ジェーンは監督を見つめ、彼の意図を理解しようとする。趣を与えるためだってどういう意味?趣を与えるなんて思えない。固定概念を増長するだけ。

だが…ジェーンは何も言わない。何も言わないのは、社会正義の戦士としてブラックリストに載りたくないからだ。少数派不満分子なんて言われたくない。スペイン語の訛りを少し混ぜて、彼女はオーディションを終える。

ジェーンは友人のドゥエインとビールを分かち合う。ドゥエインはジェーンに、なぜエグゼクティブクリエイターにひどい台本の共著者として雇われたのかを話す。彼の呆れた考えの代弁者として雇われたのだ。彼のアフリカ系アメリカ人の歴史に対する無神経な文化的認識を正当化するために。

このエグゼクティブクリエイターはマイノリティ映画を撮りたいと思っている。流行っているから。認められるのに手っ取り早いから。ヘボライターのためのお手軽出世街道。たくさんのライターがこのヘボに、あらゆる面で彼の台本が間違っていると指摘した。構成が悪い。侮辱的。退屈。無神経。

ドゥエインは、伝統文化に対して無理解な台本を否定した。このクリエイターが文化の盗用で非難されるのを避けられないように、彼の名前をプロジェクトに加えることを拒否した。マイノリティの物語の「栄えある」解釈を正当と認めるのを拒否した。クリエイターはドゥエインを社会正義の戦士と呼んで名誉を傷つけた。そして解雇した。

ジェーンは友人のために悲しげにため息をつく。少なくともその台本は映画化されない。ドゥエインはちらりと疑惑の眼差しをやる。このヘボには金持ちの友達がいる。大金持ちだ。彼はまた台本を書く。監督する。そして制作する。有力筋の友達がいるヘボは何でもできる。こうしてひどい映画が作られていく。彼らはひどい映画で乾杯する。

ジェーンは笑う。面白いからではない。それが事実だからだ。

働かなくなってから何か月も経つ。電話もない。オーディションもない。何もない。ジェーンはからっぽのテレビ画面を見つめる。子供の頃は自分がテレビに出るのをよく想像していた。だが今は全く想像できない。

何かがおかしい。自分が成功する未来がもう見えない。機会があればいいのに。ただ一度だけの機会。億に一になるための、一度の機会。だが彼女向けの台本はほとんどない。固定概念が邪魔している。エージェントは気にしないでいいのに。年齢の範囲に当てはまる、すべての女性役に推薦してくれればいいのに。ジェーンはどんな女性役でもできる。主役でも脇役でも。

それなのにオーディションは、セクシーなラテン人だったり、滑稽な移民だったり、訛りのあるウェイトレスだったり。ただの女性…アメリカ人女性だったことはない。女性。アメリカ人。それだけなのに。

ジェーンは真っ白なテレビを見つめる。番組のスターである自分を想像しようとしたが、できない。電話が鳴る。エージェント。オーディション。部隊の大役で給料もいい。一瞬、ほんの一瞬だけ、彼女は億に一になった気分になる。

ジェーンの携帯が鳴る。彼女は歩道で立ち尽くす。これが最後なのに、電話に出たいのか出たくないのかわからない。もう落選はできない。この役だけは。この役はとても重要なのだ。ジェーンは携帯に耳を当てる。電話に出る。

聞き覚えのある声がする。エージェントだ。彼はジェーンにオーディションでどれだけ受けが良かったか伝える。どれだけ皆がジェーンを素晴らしいと思ったか。彼は他のことを話し始める。ジェーンは「でも」を待つ…お馴染みのあれ…どんなにたくさんの称賛も、たった一つの言葉で全部破壊される…でも…それは来ない。

ジェーンは細々とした連絡を聞き、礼儀正しい落選の知らせを待つ。けれどかわりに聞こえたのは…受かったよ…ジェーンは自分の耳が信じられなかった…役に受かったよ…ジェーンは独り言を呟く。受かった。信じられなくて顔が麻痺していく。ジェーンは叫ぶ。通りがかりの人がこちらを向く。ごめんなさいね。

ドゥエインはカフェでジェーンのリハーサルの手伝いをする。休憩に入ると、ドゥエインはジェーンに、ヘボライターは今中国の物語を手掛けていて、彼の最新の中国嫌悪を正当化させるために、中国人ライターを必死に探していると伝える。

ジェーンは笑う。金はあるヘボ。そうやってひどい映画が作られる。ジェーンはドゥエインに、舞台はうまくいっているという。訛る必要はない。ミニスカートを履いたり、バカバカしい固定概念を増長する必要はない。昔やらされていた愚かな行為を、今はする必要がない。本物の仕事。意味のある仕事。家族にも伝えられる。

彼女は幸運を願いながらテーブルをコンコンと叩く。ドゥエインは笑って、その儀式は効果があるのかい?と聞く。ジェーンは肩をすくめる。

ドゥエインはジェーンの成功が嬉しいと言って、雑誌からの切り抜きをジェーンにわたす。「クイック・トーク」の公開オーディション。ドゥエインはジェーンを推薦しておいたと言う。ジェーンなら完璧な司会ができるだろうと。

ジェーンはドゥエインに感謝するが、今は舞台に全力を注いでいる。残念だ。君は僕が知っている中で一番リアルな人間だ。ショーに必要なのはそれなんだ。リアルであること。

こけら落とし前の最終リハーサルで、滑り込みの台本変更にも関わらず、ジェーンは役を演じきった。ジェーンはアドレナリンと、今までに経験したことのないような大きな流れを感じる。最後の台詞を言い終えると、監督は拍手する。そしてジェーンに近づく。驚いたと。印象的だったと。感動したと。

でも…ジェーンの役はアクセントがあったほうがいいと思うと。何?その要求はジェーンを傷つけた。粉々にした。どうして?理解できない。

ウケ狙いだよ。そっちの方が面白いだろ、と。この役にアクセントはいらない。この役はアクセントなしで十分だ。

でもコミックリリーフになる。コミックリリーフ?それがこの監督にとっての彼女の価値。プロデューサーたちにとって。この業界にとって。コミックリリーフ。

ジェーンは監督を見つめる。監督が笑い出すのを待つ。監督が冗談だというのを待つ。決して言われない謝罪を待つ。ジェーンはため息をつき、先祖の力が血管を巡るのを感じる。裏切ることを許さない力。アメリカ人であることを表す痛々しいイメージが増長されるのを許さない力。

ジェーンは監督に向かって首を振る。バカなコメディアンでも探して。ジェーンは舞台から怒って降りる。己の道を辿る者は、可能性が億に一だとしても成功するだって?そんなの嘘だ。

ジェーン・ロメロに関する記述

「自分が大変な状況でも駆けつけて、誰かの悩みに耳を傾け、困っている人に手を差し伸べる。こうして人は強くなり、成長していく。」-ジェーン・ロメロ

固有パーク連帯感(Solidarity)連帯感

「ほら、落ち着いて。考え込むのはやめて前進あるのみ。大丈夫だから。」-ジェーン・ロメロ

固有パーク平常心(Poised)平常心

「人は克服した障害によって記憶される。逃げても自分の本当の力なんて分からない。恐怖に立ち向かって、自分の存在を世に知らせるの」-ジェーン・ロメロ

固有パーク真っ向勝負(Head On)真っ向勝負


他のサバイバー達の元ネタや背景はこちらの記事からどうぞ。
 
おすすめ記事

DbDに関する全ての記事はこちらでまとめています。

おすすめ記事

AmazonにはTシャツやパーカーなどの衣服や、マグカップやクッションなどの日用品、スマホケースなどたくさんのDbDグッズがあるので、是非一度ご覧になってみて下さい。

おすすめ記事

-Dead by Daylight, 背景・過去・設定など
-, ,


コメントする