Dead by Daylight 背景・過去・設定など

【Dead by Daylight・DbD】デススリンガーの過去・元ネタなどまとめ

投稿日:2020年3月13日 更新日:

【Dead by Daylight・DbD】デススリンガーの過去・元ネタなどまとめ

カウボーイの格好で銛をぶっ放すキラー「デススリンガー」。彼のプロフィールや過去のストーリー、ゲーム内に散りばめられたデススリンガーに関する記述などをまとめました。

デススリンガーの基本プロフィール

名前:カレブ・クイン
性別:男
出身:アメリカ中西部
武器:ベイショアに死を
能力:
贖い主

 

デススリンガーの過去・背景・ストーリー

デススリンガー背景

カレブ・クインは、裕福でないアイルランド移民の息子としてアメリカ中西部のほこりだらけの荒れ地で生まれた。辺境の地では病気、飢餓、そして死が当たり前の光景で、富豪たちが宴に明け暮れる一方で、開拓者たちはどんなくず鉄でさえ手に入れようと争っていた。カレブの父親はかつてエンジニアだったが、どこも「アイルランド人はお断り」と門前払いされ、働き口を選ぶことなどできなかった。

ある日、カレブは何年も使われていなかった父親の古い道具を見つけた。息子が商売に興味を持っていることを知った父は、古いレンチを彼にあげたのだった。  父親の教えを受けながら、カレブはユニークな応用を生かした装置を作ったが、父親がいない時に彼はそれを残忍な道具に変えていた。有刺鉄線の針で人間の目をえぐり、眼窩から引き裂くマスクを密かに作ろうとしていたのだ。マスクの図案には、自分をいじめた少年たちが装着した様子が描かれていた。

成長するにつれカレブのエンジニアとしての能力は市場に通用するレベルに達し、雇用主側も差別を忘れ注目した。そして、彼はユナイテッドウエスト鉄道のオーナー、ヘンリー・ベイショアに雇われた。  カレブはまず、線路の犬釘を地面に打ち込む銃を開発し、その次に蒸気駆動のトンネル掘削機を作った。ところがベイショアが無関心だったせいで、それらの機械は他の会社から発売されてしまう。カレブから特許が盗まれ売り渡されていたのだ。 覚えのある感覚が蘇ってカレブの血の中を駆け巡り、心臓に鋭い痛みを与えた。今でも自分はクズ鉄を手に入れるために必死なのに。金持ちは自分の知的労働から利益を搾取している。怒りに圧倒され、彼はベイショアのオフィスに飛び込み、顔が血まみれになるまで殴りつけた。引き離された彼は上司の腹に特殊な銃を押し付け、引き金を絞った。線路の犬釘が皮膚と内臓を突き抜け、ベイショアはデスクに釘付けになった。 

カレブが絞首刑にならずに済んだのは、意外にもベイショアが一命を取りとめたからだ。 15年間、カレブは全国で第一号の私設刑務所であるヘルシャー刑務所に収監された。教養のない囚人だらけの要塞で、彼は学のある刑務所長と親しい関係になった。普通ならあり得ないことだ。カレブは刑務所長のために拷問装置を設計し、見返りに他の囚人より多くの食事を与えられた。

しばらくすると、刑務所長は彼の減刑を提案してきた。所長は金銭的富よりも大きなもの、つまり政治的資本について語り、自分のコネクションを使えばベイショアを陥れて一生檻の中に入れることができると言った。彼の要求はただ、彼を金持ちにし、監獄を満員にすること。独創性を発揮して無法者たちを生きて監獄に連れてくることだった。 自分の仕事場に戻ったカレブは、少しばかりの改良を加えて新しいスピアガンを作った。最初に試したのは中国人のクリーニング屋が襲われた時だった。チャンスとばかりにカレブはそのプロトタイプを持ち出した。金属のジョイントが甲高い音を立てると、ターゲットの腹を犬釘がえぐった。そして犬釘を引くと泥棒の腸が引っかかり、とんでもない音を立てながら埃だらけの道に引っ張り出された。 数回繰り返した後、取り出すはらわたは減っていった。

刑務所長が裏で画策し、アイルランド人の囚人を釈放してカレブの元に送った。ヘルシャーギャングの誕生である。 刑務所長との約束を果たすため、一味は6年間全国を渡り歩いて、刑務所にブチ込む指名手配犯を追い続けた。グレンベールでの血みどろの戦いの後、ある新聞の見出しがカレブの目に留まった。そこには、「ヘンリー・ベイショア、ヘルシャー刑務所を買収」と書かれていた。写真の中では、醜い顔になったベイショアが誇らしげに刑務所長と握手をしていた。カレブの心臓は怒りで打ち震え、静脈が破れんばかりに憤怒の血が駆け巡った。彼は、金持ちのゲームの駒に過ぎなかったのだ。 ヘルシャーギャングはカレブへの忠誠を誓い、刑務所長の首を取ろうとした。彼らはものすごい勢いで刑務所の入り口を突破し、血に飢えた略奪者のように叫んだ。看守がピストルを向けたが、躊躇した隙にスピアガンが彼の胸を撃ち抜いた。カレブは男の頭をつかみ、独房の格子が貫通するまで叩きつけた。 

刑務所長室のドアを蹴って開けると、カレブを待っていたのは都合のいい光景だった。隅で怯えていたのは刑務所長だけでなく、ヘンリー・ベイショアもそこにいたのだ。怒りに突き動かされたカレブは、ベイショアに突進して殴り、こん棒で殴打し肉を引き裂いた。男は顔から血を滴らせ、足元を真紅の海で染めた。ヘルシャーギャングのメンバーたちは刑務所長に群がり、骨を砕くほど蹴り倒した。 崩れ落ちて命乞いをする二人の男をギャングたちは食堂に引きずっていき、続々と集まる囚人の群れの中に放りだした。

血と汗にまみれたカレブは、ベイショアの悲鳴をほとんど気にも留めず、自分がかつて収監されていた独房に足を踏み入れた。彼は指先から血を滴らせながらベッドの端に座った。格子窓から濃い不自然な霧が漂ってくる。彼はひび割れて錆びた古いレンチを取り出し、かすむ目でそれを見つめながら金属に親指を滑らせた。いつそれが自分のものになったのか、カレブは思い出せなかった。思い出せなくてもどうでもよかった。彼の足元には埃っぽい道があり、その果てには、彼を不当に扱ったあらゆる人物のシルエットが見えた。彼をいじめた少年たち、彼を利用した重役たち、そして再び…ヘンリー・ベイショアの影がそこにあった。霧の中から、彼らを始末するための道具が現れる。容赦ない鋼製のフックは、そのシンプルさゆえに輝かしく美しい。立ち上がると痛みで足が引き裂かれるようだったが、彼はそれに耐えて埃っぽい道を進んだ。彼の後ろには流れる血の跡が続いていた。

デススリンガー キャラクター情報 背景より

銃や掘削機など、様々な装置を作ったりなどかなり賢い人物だった様子のカレブ。その知的財産を利用して金を稼いだ雇用主のベイショアへの復讐物語。

武器名の【ベイショアに死を】の意味がわかりますね。

デススリンガーに関する記述

過酷な辺境における初期の入植地となったグレンベールの開拓地は、冷酷で血なまぐさいギャングの抗争によって消滅した。武装した敵5人による拉致に対抗し、ヘルシャーギャングは6人の射手とダイナマイトで襲撃した。メイソン・ケリーギャングとの対立で始まった抗争は、すぐに混沌とした戦争へと変わっていった。各メンバーは自らが生き残るため、ギャングと一般市民の区別なく決死の思いで無差別に銃を発砲した。

ようやく争いが落ち着いた時、死者は生存者の数を上回った。人質はとっくに殺され遺体はバラバラにされて、内臓が町じゅうにばらまかれていた。静かなる怒りを胸に、生き残ったヘルシャーのメンバー数人は負傷した敵を一網打尽に捕らえ、同じく恐ろしいやり口で始末した。夜が訪れる頃に残っていたのは、有り余る餌を貪り食うカラスだけだった。

マップ 死んだ犬の酒場より

「最高の仕事でも結果的に自分の墓穴を掘ることがあるんだよ。」-刑務所長

固有パーク変速機より

「自分が死ぬことに気付いたときの人間の顔なら見たことがあるぜ。」-カレブ・クイン

固有パーク死人のスイッチより

「とんでもない間抜けだ、自分で引き金を引きやがって。」-カレブ・クイン

固有パーク呪術:報復より

「俺を不当に扱ったその瞬間に、お前は死の淵に立っていた。」-カレブ・クイン

アドオン顎粉砕弾より

「葬式の手配をしておけ。昼前には首吊りだ。」-カレブ・クイン

アドオン保安官の記章より

「お前は苛烈な報いを受けることになる。お袋の墓に誓って言うよ。」-カレブ・クイン

アドオン指名手配ポスター

「立場をわきまえろ。身の程を知れってことだよ。」-ヘンリー・ベイショア

アドオンベイショアの金歯より

「刑務所の構外で作業する受刑者には18ポンドもの鉄球を装着することとする。」-ヘルシャー刑務所看守の手引

アドオン刑務所の足かせより

「このたわけめ、そいつをこちらに向けたらただじゃおかんぞ。」-ヘンリー・ベイショア

アドオンベイショアの葉巻より

「厳しい辺境にも、やさしい口当たり」-ゴールドクリークの広告(1876年)

アドオンゴールドクリークのウィスキーより

「死物狂いで結んだ取引の対価は、狂気のなかで支払われるのだ。」

アドオン玉虫色のコインより

「ヘルシャーギャングは正義の追跡者か、無法者か?」-グレンベール新聞トップ記事

アドオンヘルシャーの鉄より

デススリンガーのメメント・モリ

デススリンガーの元ネタ・モデル

公式生放送によるとカウボーイをテーマにしたオリジナルキャラクターのようです。

ありがちな風貌だけに、○○に似てる!という声が多数あります。

セイントオブキラー

海外コミックを元にドラマ化された「プリーチャー」より【セイントオブキラー】

ガスコイン神父

ゲーム「Bloodborne」より【ガスコイン神父】

ロブ・ゾンビ

アメリカのミュージシャン【Rob Zombie(ロブ・ゾンビ)】

ロブ・ゾンビはDbDの公式インスタが十数人フォローしている内の一人で、ホラー映画の監督・脚本も多くこなしており(あのマイケルが登場するハロウィンも)関連は深めです。

公式生放送Q&A

公式生放送Q&Aでデススリンガーについての質問があったのでまとめました。

西部劇チックなチャプターとデススリンガーの発想はどうやって生まれたんですか?

「銃を持った殺人鬼」というアイデアは数年間検討していました。実装を決めたとき、自然と西部劇なテーマが当てはまりました。私も最初は「Dead by Daylightに銃?」と懐疑的に感じていましたが、コンセプトを見た瞬間大好きになりました。デススリンガーは開発チーム内でもかなり人気の殺人鬼です。

デススリンガーの武器はどこから発想を得たんですか?とてもかっこよくて独特だと思います。

まず最初に、武器は銃器のような見た目で、使うと銃器なように感じるものである必要がありました。ボウガンのようなものや、銃器からかけ離れた機械的な何かは採用しませんでしたね。次に考えたのは生存者を引き寄せるために必要なリールの巻き取りです。もしかすると生存者を引き寄せる仕組みは機械的な何かになっていたかもしれませんが、手で巻き取る方がより直感的に感じたのでそうしました。また、武器の設計や見た目ともに「鎖」をできるだけ強調した結果このようになりました。

デススリンガーのような殺人鬼はいつごろから計画していたんですか?彼は最初からカウボーイ風だったのか、それとも後から付け足されたんですか?

デススリンガーとなった殺人鬼は、以前から銃、そしてかっこいい発明品を使うことは確定していました。最終的に暗い過去を持つ半分カウボーイ・半分発明家の男が生まれたんです。このテーマは開発チーム全体にインスピレーションを与えるもので、プレイヤーの皆さんにも喜んでもらえる確信がありました。


他キラーの過去が気になる方は「キラーの過去、元ネタ、素顔など紹介」へ

AmazonにはTシャツやパーカーなどの衣服や、マグカップやクッションなどの日用品、スマホケースなどたくさんのDbDグッズがあるので、是非一度ご覧になってみて下さい。

おすすめ記事

-Dead by Daylight, 背景・過去・設定など
-, ,


コメントする