ポーカー

プリフロップレンジを極める「PreflopAdvisor」

投稿日:2018年4月13日 更新日:

PreflopAdvisor

ポーカー初心者の大半はプリフロップ(2枚配られた段階でのアクション)でミスを犯している。リバーこのプレイどうでした?と聞かれても、そもそもプリフロップを間違っていることが多い。

そんな初心者にオススメしたいスマホアプリ(PCもあります)が「PreflopAdvisor by PokerSnowie」。無料のわりにかなり優れもの、これを完璧に模倣できるだけでけっこう厄介なプレイヤーになると思う。

プリフロップを詰めることにより、フロップ以降の相手ハンドも予測できるようになるので、初心者の人はまずプリフロップの習得が大事。

Preflop Advisorをインストール

PreflopAdvisor

PreflopAdvisor

開発元:Snowie Games Ltd
無料

PC版はこちら⇛Preflop Advisor

画面左上オレンジの枠にあるボタン START PREFLOP ADVISOR を押すと同じものを見ることができる。パソコン版Snowie

PokerSnowieとは?

PokerSnowieはテキサスホールデムにおける人工知能(AI)。囲碁の世界チャンピオン、イ・セドルを破った「AlphaGO」や、当時の名人である佐藤天彦九段を破った「Ponanza」のポーカー版。

2013年頃登場し、現在その強さはプロの平均レベルは軽く超えている。トッププロでも勝ち越すのはむずかしいと思う。

PokerSnowieの登場により、ナッシュ均衡プレイ、GTO(Game Theory Optimal)を学べるようになって、主にオンラインポーカーのレベル上昇に貢献した。

PreflopAdvisorの使い方

6maxに対応しており7人以上には現在対応していない。とはいえ9人テーブルでも最初の3人が降りた状況と基本的には同じなので十分役立つ。

起動すると次の画面に。

snowie起動画面

OPEN POSITION
自分がオリジナルレイザーの時

FACING A RAISE
先に一人のレイズが入っている時

FACING A 3BET AFTER MY RAISE
自分のレイズに3BETされた時

FACING A 4BET AFTER MY 3BET
自分の3BETに4BETされた時

SQUEEZE FROM THE BLINDS
SBまたはBBに座っていて、一人のレイズにコールが一人居る時(スクイーズ)


以上5つのシチュエーションでどういうプレイをするべきか見ることができる。

一番下のANY PRE- OR POSTFLOP SITUATIONはポストフロップ以降のプレイも教えてもらえる有料版へのリンク。今回は無料部分のプリフロップ部分だけ説明したい。

各シチュエーション使用例

OPEN POSITION

例「COの自分までフォールドで回ってきた時」

OPEN POSITIONをタップし、COなので3番をタップ、真ん中のVIEW PREFLOP ADVICEをタップ。

OPENPOSITION

以下のハンドレンジ表が出てくる。

COハンドレンジ

各マスがハンドを表しており、左下がAscard2hcardA2o(oはオフスート、マークが揃っていないハンド)

右下が2scard2dcard2のポケット、右上がAccard2ccardA2s(sはスーテッド、マークが揃っているハンド)といった感じ。

緑の部分でレイズ、白い部分でフォールド。BEST RAISE SIZE 0.5POTというのは2.25BB。スタンダードに3BBでレイズする場合はこれよりもう少し狭くするといいと思う。

数字の部分はその割合でレイズする。つまりJ8sは100回に27回はレイズ、73回はフォールドということ。

自分が最初のアクションでレイズするか、フォールドするかを学ぶことができる。

FACING A RAISE

例「自分がBBで、UTGにレイズされた時」

FACING A RAISE をタップし、BBをタップ、相手がUTGなので1番をタップ、相手のレイズ額を選べる、近いほうを選択。

FACING A RAISE

緑の部分は3BET、黄色い部分はコール。黄色で数字の部分、例えばAQsは100回中91回3BET、9回はコールということ。

FASING A RAISE RANGE

先にレイズが入っていて3BETするか、コールorフォールドするかの判断を学ぶことができる。

FACING A 3BET AFTER MY RAISE

例「自分がボタンでレイズ、BBに3BETされた時」

FACING A 3BET AFTER MY RAISE をタップし、ボタンなのでDをタップ、3BETしてきた相手のポジションBBをタップ。

ボタンで3BETされる

表の見方は同じなので省略。自分が3BETされたときに4BETをするか、コールorフォールドするかの判断を学ぶことができる。

FACING A 4BET AFTER MY 3BET

例「自分がSBでCOに対し3BETして、4BETされた場合」

FACING A 4BET AFTER MY 3BET をタップし、自分のポジションSBをタップ、相手のポジション3番をタップ。

FACING A 4BET AFTER MY RAISE

4BETされた時、5BETをするか、コールorフォールドの判断を学ぶことができる。

SQUEEZE FROM THE BLINDS

例「自分がBBに座っており、COでレイズ、ボタンでコールが入っている時」

SQUEEZE FROM THE BLINDS をタップし、自分のポジションSB、レイザーの3番、コーラーのボタンと続けてタップ。

SQUEEZE

自身のポジションがブラインド限定だが、スクイーズするか、コールorフォールドするか?の判断を学ぶことができる。

参考にする場合の注意点

100BB持ちを想定しているのでショートスタックの時などは参考にしない

想定している対戦相手もSnowieなので、普段の相手はその範囲でハンドをプレイしているとは限らない。特に対3BETや4BETは低ステークスだともっと狭いハンドでしてくるので、あまり参考にはできない。

このハンドレンジをGTOとし、基準とするように考えていけるようになると良い。GTOより広くプレイしていそうな人、狭くプレイしてそうな人を判断できるようになれば、相手に合わせたプレイができるようになってくると思う。

まとめ

初心者はまずプリフロップを覚えることが本当に大切だと思う。スマホアプリなので実際にライブポーカーをしている時、その場で間違っていたかな?と確認することも出来て非常に便利。ポーカーを始めたての人は是非インストールしてプリフロップをマスターしよう!

PreflopAdvisor

PreflopAdvisor

開発元:Snowie Games Ltd
無料

PC版はこちら⇛Preflop Advisor

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