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【ポーカー】プリフロップでオールイン!パワーナンバーの使い方

投稿日:2018年4月14日 更新日:

パワーナンバー

MTTなどでショートスタックになった時、どの程度のスタックで、どのくらいの強さのハンドで突っ込めばいいのか?の基準にはパワーナンバー表というのを使うといい。プリフロップオールインを曖昧にせず明確にしてしまえば自信もつき、後々後悔することもないのでティルトも防げる。

M値の把握

パワーナンバー表を使う前に、自分のCSI(Chip Status Index)またはM値(CSIとM値は同義)を把握しなければならない。

M値とは数字で説明すると

 自分のスタック ÷ (SB + BB + テーブル人数 × Ante)

日本語で表すと ブラインドを何周でスタックが0になるか です。

例としてポーカースターズのとあるトーナメント、ブラインドは400-800-100でバブルまでは程遠いという状況とする。

トーナメント

プリフロップで誰もオープンしていない時のポット、この例だと真ん中上部に2100とある。ライブでもアンティがあれば真ん中にあれば集まっているので、これにSBとBBを足せばよい。これがちょうどなにもせずに1周で支払うチップ量となる。これを自分のスタックから割ればよい。

ボタンの立場で考えると9840(自分のスタック) ÷ 2100(1周にかかるコスト) ≒ 4.68なので彼のM値は4.68ということになる。このM値が7前後以下のときプリフロップオールインするといいと思う。

M値がいくつになったらプリフロップオールイン戦略に移行するのか?についてはテーブルの固さ、BBのプレイヤーに依存する。2BBオープンなどでBBのプレイヤーがよく降りてくれるのであればプリフロップオールインの戦略をとっていた場合、強いハンドにだけコールされてしまう。

平均的に3betレンジが固いテーブルであればプリフロップオールイン戦略をとるM値を下げてゆけばよいことになる。

パワーナンバー表の使い方

自分のM値を把握したところで、ここからどの程度の強いハンドでオールインするのか?にパワーナンバー表を使う。

パワーナンバー表
画像は保存しておくと良いでしょう

数値は各ハンドのパワーを表している、左下側がオフスート、右上側がスーテッド、例えばA2oなら一番左下で、パワーは15ということ、22なら28、± みたいになっているところはM値が低ければどこからでもオールイン、右下付近の黒い部分はパワー3未満のハンド。

トーナメント

 ボタンの彼までフォールドできた場合、彼のM値は約4.68、これに後ろでアクションを控えている人数を掛けるSBとBBの2人なので2

4.68 × 2 = 9.36 この9.36以上パワーがあるハンドでオールインすることになる。彼のプッシュレンジは

22+,A2s+,K3s+,Q6s+,J7s+,T6s+,96s+,85s+,75s+,64s+54s,A2o+,K8o+,QTo+,JTo+,T8o+,98o,87o

ということになる。

UTG+1の人だと13590 ÷ 2100 ≒ 6.47 × 7 = 45.29 

66+,A9s+,KTs+,QTs+,JTs,AJo+,KQo

となる。

後ろにいる人数が多ければ多いほど、強いハンドが必要になる仕組みになっている。

様々なシチュエーションでHRC(ナッシュ計算機)のChip EVで計算させても大体似たレンジが出る、すごい表。

使用上の注意点

自分が最初のアクションであること、あくまでバブル前でチップ量の最大化を目的とした数値なのでバブルやITM後のファイナルテーブル、STTなどでは使えない。

そして、M値はエフェクティブスタックで計算すること。

トーナメント

COの人は30447 ÷ 2100 ≒14.49 となり自身のM値は10オーバーだが、後ろが自分よりチップが少ない人しか居ない場合、後ろで一番チップを持っている人の数値で計算するこの場合COの人はBBの人のスタック、13968で計算する。13968 ÷ 2100 ≒ 6.65 なので彼もプリフロオールインしていい。

この計算で導き出されるプッシュレンジはあくまで目安、実際には後ろにアクションを控えている人(特にBB)がタイト目だったらもっと広くするべきだし、逆なら狭くするべき。自分があまりハンドをプレイしていなかったらタイト目に自分が見られていてオールインにはコールされにくいかもしれない。初めてのオールインというのはハンドレンジは狭く見えるものである。

後ろでアクションを控えている人数というのも、あまりにスタックが少ない人や、sit outはもちろん数にいれなくていい。様々なシチュエーションで変化すると思うので色々加味してプリフロップオールインするといいと思う。

コールレンジに応用

パワーナンバー表を眺めていると、98sは31などスーテッドコネクターの強さが光る。パワーナンバーを感覚的に理解できているだろうプレイヤーはプリフロップオールインのレンジにこれらのスーテッドコネクターは含まれているが、あまり理解していないカジュアルプレイヤーのレンジには含まれていないことが多い。

相手がパワーナンバーと似たレンジでプッシュしてくると想定されるならば、相手のスタックを数えればどの程度でプッシュしてきているのかを把握することができる。

今までのプレイから相手のスキルを見極め、相手のオールインレンジを推測してコールするように努めていくとよい。

まとめ

丸暗記するのは大変なのでA2oは15だけでも覚えておけば、A来たら15以上なんだな~とわかる。スーテッドコネクターはかなり強いので感覚的に理解しておくといい。

大抵トーナメントではプリフロップオールインで敗退するが、いかなければよかった~とか結果論で考えず、この表を見直して、いくべきだった、しょうがない!と割り切れるようなれれば良いと思う。

CSI(M値)の概念はKill Everyoneに記されており、日本語に翻訳され販売中。

かなり数学的側面からポーカープレイについて書かれており、かなりいい本でした。







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