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色弱ってどんな感じ?当人が色弱あるあるを7つ紹介

投稿日:2018年4月6日 更新日:

色覚異常あるある理解できない人には伝わりにくく、こんなことで困ることがある、という色弱あるあるを7つほど自分のエピソードとともに紹介したい。また、色弱の種類や割合も調べてみました

色盲?色弱?色覚異常?の種類

昔は「色盲」と呼称されていたイメージがあるが、それは白黒に見える「全色盲」のケースでとてもめずらしい。一般的な赤や緑系統の識別に困難が生じるのは「色弱」や「色覚異常」など様々な言葉で呼ばれているが、最近では差別的表現を避け「色覚多様性」と呼ばれるようになったようだ。人に説明するときは今でも「色弱」が一番伝わりやすい気がする。

先天性と後天性、遺伝

先天性は遺伝的なもので、現在有効な治療方法はないそうです。

後天性は緑内障など、なにかの病気で発症することがあります。

自分は先天性で母方の祖父が信号がわからないレベルの色盲です。男三兄弟の次男ですが兄も弟も問題なく自分だけでした。そういったことはあまりめずらしくはないそうです。

色弱の割合

日本では男性で20人に一人、女性では500人に1人とかなりの男女差がある。知らなかった人は思っていたよりかなり多い人数ではないだろうか。フランスや北欧だと男性で10人に1人、女性で200人に1人とかなりの人数がいる。アフリカ系では30人に1人など、人種差がかなりあるようだ。

色弱テスト

色弱テスト
どこかで見たことがあると思うこの色弱テスト。

自分の場合、左上と右上は何も見えない。左下は17、下段中央は70、右下は5ともうバッチリ全部見えてヤバイ。

色弱あるある

色が上手に作れない

絵の具

小学生の頃、美術の授業で先生に「配色が独特だ」と言われた。

作りたい色があるが、どうやって作ればいいのかわからないので色々混ぜていた。

普通の人は黄色と青を混ぜたらどんな色になるのか感覚的にわかるみたいだが(ホント?)自分にはわからなかったので、黄色を混ぜたらいったいどうなるんだ…!って感じで色々混ぜまくっていた。自分のパレットは大体真っ黒だった。

感覚的にはわからないので「黄と青を混ぜたら緑になる」というのを知識として一つずつ覚えていった。今でも感覚的にはわからないので混ぜても何色になるかわからない組み合わせはありそう。

 

油絵の授業があり、絵の具セットがすべて英語だった。緑とかグリーンと書いてなきゃ信用できなかったのに、緑に該当する色が見つけられず困った。

これがおそらくこれが緑っぽいけど…ビリジアンって何だ!ってなった。隣のやつにコレが緑?とかいちいち確認していた。

免許取得で色覚検査に手こずる

信号機

免許取得の初日に色覚検査があった。

グループ一番手で行った僕は…と思った色を答えていったが「あ~~~君もう一回ね!最後に回って!」と言われた。

どうしたんだあいつ、みたいな他受講者の視線を感じつつ「やべーどれか間違ってたんだな…」と、思いその後の検査を観察した。

ねーじゃねーか!

最後の自分まで回っきて再度検査、緑と思っていた色を黄色と答え(まだ緑に見える)最後に「信号はわかる?」と聞かれ「わかります!」と答えたらOKとなった。

今考えると信号だもんね、緑ないよね、アホだ。信号はホントにわかります。

肉の赤みがわからない

焼き肉

焼肉屋に行って皆で食べている時に「それめっちゃ赤いよ!?」ということがよくある。焼けたのを皿に取り分けて欲しいと言われても困るのでお断りする。焼肉奉行的なことは絶対やらないできない。

焼肉屋ってなんか暗いとこ多くない?もっと明るくしてくれ!と少し思う。

自宅で一人で鶏肉などを焼いている時、一人では判断がつかないので念入りによく焼く。

でも赤い肉はしょっちゅう食べてしまっているみたいで、お腹はよく壊した。おかげで胃は強くなっている気がする。

顔を赤らめるがわからない

「◯◯の顔めっちゃ赤くなってるぅ~!」って時、「ホントだ~w」って合わせて言う時がありますがほんとはわかってません。

逆に自分でもわかる時はめっちゃ赤いんだなって思う。

携帯機器の電池残量がわからない

ゲームボーイや充電器など光の色で電池残量を表示している携帯機器は今でもたくさんある。

この光の色系は特にわかりづらくお手上げ。

ゲームボーイでポケモンをやっていた頃、セーブせずに電池が切れてしまうことが多く、せっかく苦労して捕まえたフリーザーが捕まえ直しになってしまった。

それからこまめにセーブするようになり、友達にこれ電池切れそう?切れそう?と細かに確認していた。友達がキレそう。

充電器
現在使っているスマホ用充電器、こういう光系は本当にわかりづらい

トイレの鍵が閉まっているのかわからない

トイレの鍵

トイレって暗いんですよね、大抵赤と青の色表記、暗めだと全然わからない。

「とりあえず開けようとしてみる」っていうのをやっていたら、何度か半裸おっさんと目があってしまった。ああいう時って「あっ」しか言えない。

ああいうのって取っ掛かりがゆるくて開いてしまうこともあるんですよね、そもそも閉まってなかった可能性もあるが自分にはわからない。

これからはノックをしようと思う。

ゲームで困る

昔のデジタルゲーム

ぷよぷよが好きでたまにやるんですが、古いバージョンのものはすごい色がわかりづらいんですよね。

一秒を争うことが多いのにネクストの色判断に時間を使っているとイライラしてしまう。

最近のはカラーユニバーサルデザイン(色覚異常でも見やすい色)に対応していて見やすくなっている。ぷよぷよフィーバーのぷよが一番見やすい。

 

ゲームボーイのゼルダの伝説をプレイし始めて序盤のダンジョンの謎解きが全くわからなくて兄弟に協力を求めた。

「ここの床の色が全然ちげーじゃん」(兄弟は正常)と言って簡単に次へ進んだ。続きはプレイしなくなってしまった。

麻雀

麻雀

手垢パンパンの赤牌が黒牌とわかりづらい時がある。赤牌でロンした時、点数申告を間違えたりする。全部ダイヤみたいなの埋めてほしいかも。

僕が手牌の1つを凝視していたらそれは5である可能性が高いですw

場所決めで東を引いたら暗めの席は選ばない。

ボードゲーム

色だけで判別するしかないものがあると、いちいち確認するしかなくて他の人に申し訳なくなってしまう。

自分しか見れない手札とかだと、確認ができないので、場に出した時にそれ出せないよ?ってなって自分のプランも崩れるし、迷惑かかるし本当にツラい。

 

プレイヤーを認識するだけのコマを好きな色選んで~ってのがよくあるが、その中で一番他色とかぶりにくい白、黒、青、黄、あたりをとりがち。

どれでも良いスタンスの人が多いので自分が最初に選ぶことが多い気がする。

 

色以外にもマークが書いてあるゲームも多く、そういう配慮がなされていると、いいゲーム製作者だな!と思う。

最近ガキ使でやっていた「おばけキャッチ」はスピード性が求められるので自分には無理だな、と諦めてしまった。

まとめ

なんかこうまとめて書くとすごい日常生活困ってない!?と感じてしまいそうだが、自分レベルだとそれほど困ってはいないので変に気を使わないでほしい。

クリエイティブな仕事をしている人はカラーユニバーサルデザインに対応してくれるとうれしいです。

本当に色の判断がつかないというのを理解さえしてくれれば良い。「わかる人に聞く」しか方法がないのでそういう人が居たらやさしく教えてあげてください。

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